こんにちはこんばんは!
当医院で歯科技工士をしています、餅原と申します。
歯科技工士という職業は、歯科医師の指示のもと
患者様のお口の模型を使い白い歯や金属の歯、入れ歯などを作るのが仕事です。
最近は技工士の意見や考え方を取り入れた治療計画にも参加して、より現場を肌で感じる事が出来ています。
今日は普段、患者様からは目に付かない
当医院の歯科技工士の作業場をご紹介したいと思います!
通常、受付から診療室に入る所までが患者様の目に付く範囲だと思いますが
そのさらに奥に秘密の作業場があります。
第一の作業場はこちらの技工室。矢印の方向にあります。
こちらでは型に石こうを流したり、高速回転する機械で材料を削ったりという作業をしています。
割れてしまった入れ歯の修理や、白い歯の調整などを数倍に拡大するスコープなどを使って
微調整しつつ作業を行っています。
従来の手作業としての歯科技工はこの部屋で行っております。
そして…昨年導入した最新のデジタル技工室、こちらが本命です!
赤矢印の部分、診療室の最奥にその場所は存在しております。
こちらでは患者様の口腔内をデジタルスキャンしたデータや、模型をスキャンしたデータをもとに
パソコン上で歯の設計をしたり↓
パソコン上で設計した歯のデータをもとに
歯科専用の機械が白い歯を自動で削り出したり↓
患者様模型のスキャンデータをもとに、パソコン上で作った歯のデータや
患者様個人個人の歯並びの模型を3Dプリンターで印刷してみたり↓
というように、細やかな手作業を行いつつも
歯科技工の最先端をいく作業も同時に行っております。
院内作成できるものが増えており急な対応も可能です(1day treatment)
当院は金属アレルギーの職員が在籍してるので、基本的にはメタルフリー治療が中心です。
オススメは最新オールジルコニアで強度、色調、耐汚性が優れていて、本当にオススメです。
プレシンタカラーテクニックで驚くほど色調が再現出来ます!
削り出したジルコニアは単調な色で白く、そのままでは天然歯の色調と調和しません↓
口腔内写真を見ながら、歯科技工士が手作業で色を付けていき高温で焼き付けます↓
最終的にはこのように、高い強度とプラークが付きにくいだけでなく
患者様一人一人の歯の色に合わせて仕上げていきます↓
普段見えない作業場では、このように一つ一つ丁寧に技工物を仕上げ
口腔内に調和するものを作り上げております!
秘密の扉から身長195㎝の大型巨人歯科技工士が出入りしていると思いますので
もし見かけたらラッキーくらいに考えていただけたらと思います。
簡単にですが、以上で歯科技工士の作業場風景をご紹介させていただきました。
今後とも技術の向上に努め、患者様にご満足いただける技工物を提供していけたらなと思います。
閲覧ありがとうございました!
歯科技工士 餅原