現在、村本先生ですがご家族の方が濃厚接触と認定され、21日までお休みとなっています。
村本先生はPCR検査で陰性と診断されていますので、当院の職員、患者様には濃厚接触とはならない事が確認されていますのでご安心下さい。
出勤前には念押しで抗原検査を行う予定です。
当院のホームページから精密根管治療の希望の患者様が増加されていますので、今一度書かせて頂きます。
費用ですが、根管治療は自費診療ではなく保険診療の範囲で行っています。
マイクロスコープ使用、NI−TIファイル(抜髄はバシロジック 感染根管はバイオレイスをメインに使用) ラバーダムやZooなどの防湿、隔壁処置、外科的歯内療法(歯根端切除、再植)、CT撮影などは保険診療内で行っています。
*上顎もラバーダムします
*MB2までしっかり発見 根充
ただ、根尖開口の根管充填、パーフォレーションリペア、逆根管充填などでMTAセメントを使用した場合は、MTAセメント代5000円(税別)+最終的には自費補綴(ジルコニアなど)となります。
*MTAセメントで舌側根のパーフォレーションリペア これはマイクロスコープがないと難しいです
当院のMTAセメントはヤマキンのMTAセメントミエールを使用しています(国産で値段が手頃 操作性 造影性がいいので)
今回、強く言いたいのは、現代根管治療はマイクロスコープを使うことだけではありません。
勿論、マイクロスコープは見えない所を見るには素晴らしい最新機器です。(当院には最新の電磁ロック付きマイクロスコープ)
それよりも、基本的な事がとても重要です。
1 虫歯を検知液できちんと取る(感染源はほぼ歯冠部の虫歯からです)
2 ラバーダム、Zoo等の防湿処置をする
3 根管洗浄剤が漏れないように隔壁をする
4 根管拡大を洗浄しやすい適切な号数と拡大とテーパーをつける。(削りすぎない 広げすぎない 根尖を触らない)
5 根管洗浄を時間をかけてアクティブに行う
6 仮封剤の厚みを3ミリ以上持たせる(当院はキャビトンファストかユージマーを使用しています)
7 1回の根管治療に時間をしっかりとって、少ない回数(根管治療回数)で根管充填を行い、なるべく早く支台築造へ移行する
これが最も当院で大事にしている基本の現代根管治療のコンセプトです。
根管貼薬は関係ないと思っていますので、私(院長)自体は無貼薬派です。(根管口に少しだけ水酸化カルシウム剤を置きますが気休めです)
根管充填は少しアンダー気味で側方加圧(いわゆるラテラル)やシングルポイントで行っていますが、近いうちに垂直加圧も導入予定です。(CWテクニック)
ただ精密根管治療でも限界があり、治療困難な場合も現実的には存在します。
エンドペリオ併発、破折や大きなパーフォレーション、巨大嚢胞、上顎洞炎併発、ファイル破折(取れないこともあります)、根尖石灰化など
こういった場合は早期抜歯をしてインプラントを行ったほうがいい場合もあります。
外科的歯内療法を行えるのも当院の特徴です。
外科的歯内療法は別の機会にアップしますね。
私(院長)や村本先生は常に根管治療のセミナーを受講して知識、機器、材料を常にアップデートしています。
今月は所属しているスタディクラブ(勉強会)で私の発表になっていますが、外科的歯内療法(再植)について発表します。
*これはかなり攻めた症例です。リスクを理解して同意を得られた場合のみ自費診療で行います。
今はまだ余裕がありますが、増えすぎると対応できないので予約の際には必ず「根管治療相談」と伝えて下さい。
セカンドオピニオンも沢山来られますので、相談だけでもお待ちしています。
当院は本気で治したい患者様を全力でサポートします!!