こんにちは。
最近まで少し暖かったですが明日から冬の寒波だそうです。
寒くなると高血圧の方は要注意です。
寒いときには血管を縮めて、血管内を流れる血液を減らすことにより、できるだけ熱が体外へ逃げないようにします。
血管が縮んで細くなると、その血管に血液を流そうとして、心臓は大きな力で血液を送り出さなくてはなりません。
そこで血圧は必然的に上昇し、大きな力を必要とする心臓は負担が増えて、不整脈や心筋梗塞などにつながりかねません。
ということで血液サラサラのお薬を服用されている方は多くいらっしゃいます。
動脈の血栓には好血小板薬、静脈の血栓には抗凝固薬が使用されます。
昔から一般的に知られて有名なの所は、ワーファリンとかでしょうか?
こういったお薬を服用されている方も安全に歯科治療を受けることができます。
以前は休薬することもありましたが、血液検査の結果で休薬せず治療することがガイドラインでも示されています。
(数字が悪ければ外来での治療が困難ですので、主治医の先生と相談し二次医療機関に紹介します)
ただ、主治医できちんとコントロールできていることが重要になります。
また、ブラビックス、イグザレルト、エリキュース、リクシアナなどの新しい抗凝固薬は休薬等の基準値がなく止血が困難な場合があります。
血液サラサラのお薬を服用されている方は、お薬手帳だけでなく、最近の採血の結果も合わせて持って来て下さい。