お口の機能は歯や歯ぐきだけではありません。
65歳以上の方で入れ歯を新たに作る時(入れ歯の歯の本数が多い場合)、当院ではまず口腔機能検査を実施しております。
現在の口腔機能がどれくらいなのか色々な検査をして数値に出し、結果に基づいて入れ歯を作成していきます。
作ったあとも同じ検査を再度実施し作成した入れ歯を使っていただいてきちんと機能しているかもチェックしております。
入れ歯を作るにあたって口腔機能の値を知ることは非常に大切です。
どのような検査項目があるか説明していきます。
①口腔衛生状態不良の検査
(目視で舌の状態を検査します。)
義歯の素材の決定や清掃方法を考えます
②口腔乾燥の検査
(こちらの機械を使って口の中の乾燥具合を検査します。)
義歯は唾液の有無がとても大事になります。唾液量低下があれば、唾液腺マッサージや投薬を行います
③舌圧検査
(空気を入れた小さい風船状のものを舌だけでつぶしてもらい圧がどれくらいかかっているか検査します。)
口の周囲の筋力を測定し、義歯口蓋部の厚みを決めます
④咀嚼機能低下検査
(専用のグミを噛んでもらいどれくらい咀嚼できているか数値に出します。)
人工歯の種類決定や咀嚼する動きを測定します
⑤嚥下機能検査
アンケート(嚥下スクリーニング質問表)とRSST(反復嚥下唾液テスト)を行い、嚥下(飲み込み)の評価をします。
⑥舌口唇運動検査
(パ・タ・カそれぞれを連続で早口で言ってもらい1秒間の平均回数を出して検査します。)
義歯の形を決定します
といった項目を検査します。
歯や歯ぐきだけを気をつけたらいいのではなく喋ったり食事したり何気なく使っている筋肉や機能は意識しないと年齢と共に衰えていってしまいます。
検査をして機能低下症の項目があればそれの対処法などをご説明いたしますので、気になる方はぜひお声掛けください。
(※65歳以上の方が対象です。)
日開野町の歯医者 うおざと歯科 歯科衛生士 郡