徳島県小松島市日開野町の歯科医院「うおざと歯科」は、優しく丁寧な治療を心がけています。 専門医や女性歯科医が常勤、ネット予約も可能です。

医療法人うおざと歯科
徳島県小松島市日開野町の歯科医院「うおざと歯科」は、優しく丁寧な治療を心がけています。 専門医や女性歯科医が常勤、ネット予約も可能です。

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お知らせ

根管治療にはラバーダムが大事

皆様、ゴールデンウィークをどうお過ごしでしょうか。

当院は

 

4月28日(日)  29日(月)

5月2日(木)〜   5月6日(月)  まで休診となります。

 

4月30日(火)  5月1日(水)は終日診療行っております。

 

 

当院で相談が多いのが、こういった症例です

①欠損部の相談(入れ歯 ブリッジ インプラント どうするか 治療計画)

②根管治療のセカンドオピニオン(痛い 治らない 長期治療している 残せない)

③歯周病治療(グラグラする 出血する 口臭がする)

④歯並び(マウスピース ワイヤー 非抜歯 小児矯正など)

⑤親知らずの抜歯(当院で抜けますか?)

 

今日は根管治療について説明します。

 

根管治療とは大きく

 

①神経を取る(麻酔抜髄) ②根の中が感染している(感染根管)に分けられます。

 

どちらにしてもとても基本的に大事なことがあります。

 

それは感染(う蝕)をきちんと取り、根管内に如何に感染させないようにするかです。

 

感染を取るのは、う蝕検知液を使い拡大視野(ルーペ 顕微鏡)で丁寧に取ることができます(カリエスチェック)

*当院はブルーを使用しています

 

ニシカ-カリエスチェック-4ml-各種

 

感染させないようにする方法はラバーダム防湿法をきちんとするかです。

 

ラバーダムとはゴムのマスクみたいなもので、唾液や血液を根管に入れない現代根管治療の必須の道具です。

 

手術室のドレープのような役割です。

 

患者様は少し苦しい思いをするかもしれませんが、当院ではなるべくするようにしています(まだ100%ではないです)

 

 

 

 

 

 

 

 

実はラバーダムは新しい道具ではないです。1864年にDr.Barnumが考案され、150年の歴史があります。

 

世界の歯内療法専門医は使用は90%以上と言われていますが、日本では5%ほどと言われています。

 

その理由の一つは日本の健康保険根管治療は世界のから見ると非常に安価で時間的、材料的制限があります。

(アメリカの1/10ほど 韓国の1/5 マレーシアの1/4  )

 

当院もなるべく諸外国と同じような結果を出したいので、材料や機材をコストパフォーマンスの良いものを探して使っています。(ニッケルチタンファイルや洗浄剤 器具、ペーパーポイントなど)

 

当院の根管治療回数は、平均3回ぐらいです(抜髄2回 感染根管2〜4回ほど)

 

顕微鏡やCTもとても大事ですが、最も大事なのは「う蝕除去」と「ラバーダム防湿」になります。

 

当院の最近の症例を供覧致します。

患者 63歳 女性

主訴 右下の神経を取った歯がずっと痛い

検査した上での原因

麻酔抜髄時に根尖(根の一番先)の破壊

 

 

 

 

 

すでに当院に来院されたときは神経を取っていましたが、う蝕と血液まみれで非常に汚れていました。

顕微鏡でみると根尖が破壊されており、歯の根の向こう側である骨組織が見えていました。

当院ではう蝕除去、ラバーダム防湿をし、しっかりと洗浄と水酸化カルシウム製剤で経過観察。

2周間ほどで幸いにも症状が取れたので、

 

MTAセメントで根尖破壊部と根管を充填しました。

このまま経過観察を行っていきます。

*MTAセメントは保険材料ではないので、自費治療剤として別途5000円(税別)発生します。

ただ残念ながら治らない症例はあり、その場合は外科的歯内療法や抜歯などを行っています。

 

根管治療は私と村本先生が頑張っています。

お困りの患者様がいらっしゃれば当院までご相談下さい

(超高難易度症例は徳島市内開業医に紹介先があります 自費根管治療を行っています)

医療法人うおざと歯科 院長 魚里 亮平