こんにちは。
当院は和田島福祉会かもめ保育園の園医、徳島県立みなと高校の校医をしています。
今日はかもめ保育園で130名弱の子供達のお口の検診を行ってきました。
お口の検診は重要で、保育園の先生が発見できない、「ネグレクト」や「家庭内問題」なども見つける機会になります。
ここ最近の子供達は本当に虫歯が少なくなっています。
しかし、虫歯が多い子はとことん虫歯が進行している傾向になっています。
大人も子供も虫歯は下の絵のような要因で虫歯が発生進行します。(カイスの輪)
とくに時間の要因が最近では大きく働いていると言われています。
いわゆるダラダラ食いの中止、また食事から歯磨きまでの時間が短いほうがいいということです。
当院はは食事から30分後に磨くということは推奨していません。(いやゆる食後30分後に磨く論は小児歯科学会が反対しています)
食べたらすぐに磨く!無理な環境なら「水」「お茶」でお口をゆすいで中性化する! これが一番効果的です。
もちろん子供なら親がきちんと仕上げ磨き&フロスをすることがとても大事です。
回数も多いほうがいいですが、無理なら夜の歯磨きをしっかり仕上げ磨きして下さい。
あと不正咬合が多く見られました。
もっとも心配なのは、「開咬」
「下顎前突」です。
この不正咬合は大人になると「顎変形症」という病気となり「外科矯正」が必要になることがあります。
お父さん、お母さんからの遺伝的な先天的要因や、指しゃぶり、口呼吸からの舌癖(低舌位)などからくる後天的要因まで関係します。
なるべく早い段階で原因を除去していき介入していくことがとても重要になってきています。
当院では矯正器具であるプレオルソを使ったMFT(筋機能療法)を中心に小児矯正を行っています。
過蓋咬合や叢生、上顎前突、逆被蓋などは本当によく改善します。
当院で対応できないような難症例などは小児歯科医専門医の枡富由佳子先生(藍住)、矯正指導医の天真覚先生(小松島)と紹介、連携し子供のお口の問題に対応しています。
悩まれてる方は当院へご相談下さい。