こんにちは、歯科技工士の餅原です。
技工士の仕事では、金属やセラミックを削って詰め物を作ったり、入れ歯作りのための人工歯配列、歯肉形成など作業は多岐にわたります。
その中の一つにジルコニアクラウンへの色付け(ステイン付与)というものがあります。
歯の色というものは人それぞれ異なり、赤みや黄色、透明度が強くグレー色が強い人など様々です。
1cmくらいの歯の大きさに、青や赤、オレンジなど多種多様な色を筆を使って塗っていきます。
最終的に900℃前後で焼成して色を固着させて完成です。
趣味で透明水彩画などを描くので、グレーを作るときは黒をそのまま薄めるのではなく、青やオレンジなど数種類の色を混ぜて作ると青寄りのグレーや赤寄りのグレーが出来る、などの知識が歯の色を作り上げる上で役に立っているのかなと思います。
皆さんも色々と趣味があるかと思いますが、思いがけず仕事の役に立つテクニックが隠れているかもしれません。
小松島市の大きな歯医者 うおざと歯科 技工部主任 歯科技工士 餅原